【解説】報連相ってなぜ社会人に必要なの?

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更新日時:2021-11-01 14:55:52

この記事では、社会人にとって仕事を進めていくうえで必要不可欠な報連相について具体例を交えながら説明していきたいと思います。

1. そもそも報連相って?
2. 報連相ってなぜ必要なの?
3. 報連相ができないとどうなるの?
4. 最後に

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1. そもそも報連相って?

報連相って何それ美味しいの、という人はあまりいないと思いますが一応。報連相は、報告・連絡・相談のことです。(私が新人の時にこの言葉を聞いた時は「ダサっ」と思いましたw)

報告とは、物事の経過や進捗、結果について他者に伝えることです。

連絡とは、何かの情報を他者に知らせることです。

相談とは、仕事を進めていくにあたり必要な意見を他者から聞くことです。

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2. 報連相ってなぜ必要なの?

「報連相しなさい」「なぜ報連相ができないの」と上司などから言われてる方もいらっしゃるのではないでしょうか?

ではなぜ報連相が必要なのでしょうか?

報連相ができない人は、きっとこの「なぜ」が腑に落ちないと報連相を積極的にできないと思います。

1. そもそも報連相って?でも記載しましたが、報連相は必ず相手がいます。

仕事は一人でやることって少ないですよね?というより、そんな仕事はほぼないんじゃないでしょうか?

企業で働いている人は上司や同僚と仕事をしていますし、個人事業主の方でもお客様がいますので、誰かしら相手がいるはずなんです。

なのでその仕事を行っていくうえでやりとりをする人たちに対して正しく報連相を取らないと、上手く仕事を進めていけないことになるんです。

だから、報連相は重要なんです。

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3. 報連相ができないとどうなるの?

ここからは報告・連絡・相談ができないとどうなってしまうかを具体例を挙げながら説明していきたいと思います。

まずは”報告”です。

あなたが上司で、ある仕事を三日後のお昼12時までに終わらせるように部下に指示を出したとしましょう。

三日後の昼11時になっても終わったという報告がなかったら、どうでしょう、あなたは不安になりませんか?

もし仕事が終わっていなかったら後1時間でどう終わらせるかあなたが考えるのは結構しんどそうですね、また終わっていたとしてもあなたは終わっていなかった場合の別プランを実行しかけていたかもしれません。

どちらにしても大変な業務が増えたり、余計な作業が発生しそうな感じがしませんか?

報告を怠るとこういう状況に陥りやすいです。報告に関しては「しつこいからもういいよ」と言われるまで上司や関係者にはしたほうがいいです。

次は”連絡”です。

あなたが営業から帰ってきて、その日の勤怠をシステムに入力していたとします。

その時に突然システムエラーになってしまいました。あなたは焦ってシステム管理者に問い合わせます。

そうするとシステム管理者は「この時間はシステム止まる予定なのでエラーで合っています」と言いました。あなたは「そんなこと聞いていない」となります。

もしシステム管理者が予めシステムの停止時間を連絡していたらどうでしょう。あなたは事情を知っているのでシステム管理者に問い合わせることはなかったでしょう。そもそもその時間にシステムを触ることなく、早く仕事を切り上げていたかもしれません。

連絡を怠ると報告を怠った時と同じように他者に迷惑がかかることが多いですね。なので「これ言う必要ないから」と上司や同僚に注意されるまでは些細なことでも連絡(共有)した方がいいです。

最後は”相談”です。

あなたが上司で、ある仕事を部下にお願いしているとしましょう。

部下はスイスイと仕事を進め、完了する一歩手前まで来ました。順調でよかったです。

ですが、一点だけ、気になることが。あなたとしてはどう考えてもAだと思っていることがBとして進んでいます。

あなたの経験などから絶対にAなんです。ですがBとして進んでしまっています。

「なぜBなのか?」と部下に問うと「迷ったんですが〇〇だと思ったのでBにしました」との回答が。もし相談してくれれば確実にAと回答していたはずなんです。

もうその前提で色々と動いてしまっていたので後に引き返せず、そのまま進んだ結果その仕事は失敗してしまいました、、。

相談を怠ると、相談すれば上手くいくはずだったのに間違った方向で進んでしまった、というようなことが多い気がします。

「そんなこと自分で決めなよ」と上司や関係者に言われるまではしつこいくらい相談をした方がいいですね。

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4. 最後に

上記の例ではあなたが被害を被るパターンだったので、「なんで報連相しないんだよ」って思いましたよね。

報連相できていない人は周りの人から今あなたが感じているように思われています。あまり気持ちいいものではないですよね。

報連相は最初は適切な頻度や内容で行うことは難しいと思いますが、まずは「しつこい」と思われるくらいしていいと思います。内容はそのうちなんとかなります。

そうしていくうちに「これは言っておかないとまずいやつや」や「これは言わなくてもいいか」と言う勘所がついてきます。

「しつこいって思われたくない」と言う人もいるかと思いますが、報連相をせずに「こいつと仕事したくないな」「仕事できないやつだな」と思われるより100倍マシだ、と思って勇気を持って報連相をたくさんしてみましょう!