更新日時:2022-05-22 18:38:53
会社で「これはプライベートIPですね」とIPアドレスを見ただけで先輩が言っているのを聞き「なんでIPだけで分かるの?」と思い調べたことを備忘録としてまとめておきます。
1. そもそもプライベートIPアドレスとは |
2. プライベートIPアドレスの範囲 |
そもそもプライベートIPアドレスって、を最初にまとめておこうと思います。
プライベートというだけあってパブリック(グローバル)IPアドレスもあります。
まずパブリックIPの話をした方がプライベートIPの話がしやすいのでそうします。
パブリックIPアドレスは、インターネットを経由してサーバにアクセスする際に指定するIPアドレスです。
逆にインターネットに出る際にもこのパブリックIPがないとインターネットに出ることができません。
パブリックIPは重複できませんので必ず一意となります。
対してプライベートIPアドレスは、ある組織やグループ(会社や家庭のWiFiなど)内で通信する際に指定することのできるIPアドレスです。
そのためインターネットからアクセスする際にプライベートIPを指定してもそのIPを持つ機器に接続することはできません。
なぜプライベートIPができたかというと、パブリックIPしかない場合、アドレスが足りなくなってしまうからです。
インターネットとやり取りする際はパブリックIP、内部で通信する際はプライベートIPを使用することで、パブリックIPアドレスの節約ができる訳です。
本題のプライベートIPアドレスの範囲ですが、以下のようになっています。
クラスA、B、Cについてはこの記事では触れないので調べてみてください。
・クラスA 10.0.0.0 ~ 10.255.255.255
・クラスB 172.16.0.0 ~ 172.31.255.255
・クラスC 192.168.0.0 ~ 192.168.255.255
そのためIPアドレスが10か172か192だった場合は基本的にプライベートIPアドレスのことを指していると思ってもいいかと思います。
話題に上がっているIPが分かれば閉じたネットワークの話なのかそうではないのかが分かるので、覚えて損はないかと思います!